体重は毎日計っていますか?
栄養カウンセリングにいらしてくださる方の中には
自分の今の体重に目を背けたくなり、計るのを避けている方や、
また、数カ月計らないで久しぶりに計ってみたら
驚くほど体重が増えていた方も多いです。
10歳代半ば~後半をピークに基礎代謝量(寝ているだけで消費するエネルギー)
が低下していくので、運動を日々していたり活動量の多いお仕事などを
していないと筋肉量が低下し、活動量も少なるので、
若いときと同じ感覚で食事をしていると体重が増えてくる傾向にあります。
ダイエットのカウンセリングではまず、毎日同じタイミングで
体重を計ることをお勧めしています。
体重を計るのを続けるだけで、体重を増やさないように意識が向くので
いつもなら気にしないで食べていたものを控えるようになり
体重が減ってくる方も多くいらっしゃいます。
体重を意識するようになったら、ダイエットの目標として、
いつまでに何キロになるかも、無理のない範囲で決めるようにしましょう。
目標体重の決め方は一般的にはBMI値をもとに算出します。
BMIは体重と身長からヒトの肥満度を示す体格指数で
体重÷身長(m)÷身長(m)で算出します。
例:体重60キロ 身長160センチの方の場合
60÷1.6÷1.6=23.4
日本肥満学会では、BMI値が18.5~25未満の場合を標準体重とし
25以上の場合を肥満、18.5未満である場合を低体重としています。
BMI値から逆算すると理想体重を算出することもできます。
例:身長160センチの方
1.6×1.6×19~24(BMI値)=48.7~61.4
(BMI値での標準体重の幅が広く明確な設定ができない場合)
体重が増えていく前の体重もその方にあったベスト 体重であることも多いので、
2つを参考に決めると無理のない目標体重を設定することができます。
現状を把握して、無理のないゴールを決めると自然と意識が
痩せる方向に向かっていきます。
栄養カウンセリングでも、71キロだった方が
1か月後には60キロ台に入り、70キロ台に戻らなくなり、
3か月後くらいには68キロくらいになっている
というような流れで体重を落とされる方が多くいます。
早く痩せたい!と焦る気持ちが出てきてしまうのも
とてもよくわかる気持ちですが、
【急いては事をし損ずる】という諺があるように、
自分が苦なくできることを焦らずに
積み重ねていくことは実は一番の近道だったりします。
等身大の自分ができることをゆるゆるコツコツ続けていきましょう♪