森のバターともいわれるアボカド。アボカドは果物の仲間に入っていますが、
栄養成分からみるとナッツ類にも近い栄養素を含んでいます。
脂質が全体の約2割を占めていて、1個(可食部140g)で
240キロカロリーとエネルギーのある食材です。
とろりとした果実には、様々な栄養素が含まれていて、特に
◎妊娠初期の胎児の成長に欠かせない葉酸
◎子宮内膜の血流促進や、抗酸化作用(活性酸素から卵子や精子を守る) ホルモン調整作用のあるビタミンE
が多く含まれています。
1日半分のアボカドをとることで、葉酸は59㎍、ビタミンEは2.3㎎と
1日に摂取したい量の約3割ほどを摂ることができます。
アボカドを購入しても、美味しくない、筋っぽい、傷んでいたなど
美味しく食べられなかった・・という時ありますよね。
日本では、メキシコから多くのアボカドを輸入しており1年を通して購入する
ことができますが、4月~6月頃のアボカドは身が大きく油分が多く
美味しいアボカドを入手することができる確率が高いです。
◎納豆と混ぜ合わせて納豆アボカドどんぶりに、
◎いつものサラダや和え物にプラスして、
◎半分に切ってわさび醤油をかけて、
などなどクセがなくコクをもつアボカドは色々な料理に
組み合わせることもできます。
これからアボカドが美味しくなる時期なので、ぜひぜひスーパーで見かけたら
購入してみてはいかがでしょうか♪
【参考文献】
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_00001.html
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
日本人の食事摂取基準 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
【プロフィール】管理栄養士 妊活食事アドバイザー 榊玲里
自身の不妊症の経験をいかし、妊活食事アドバイザーとして不妊で悩む方に向けて活動。コラムの執筆、オンラインでの栄養カウンセリング、不妊専門クリニックにおいて食事のセミナーなどを行っている。著書に「身近な素材ですぐできる手作り健康常備食」(PHP研究所)他。