栄養相談をしていて、毎日の食事作りが辛いと愚痴をこぼされる方は少なくありません。
毎日毎日、何を作ろうから始まり、買い物、料理、片付け・・・
精神的にも体力的にも余裕があるときはそれほど負担に思わずにできても、
余裕のない日は特にしんどく感じられますよね。。。
日本では女性は料理をちゃんと作らなくてはいけないという風潮がまだまだ根強くありますが、
(海外では自宅では簡単なものしか用意せず、外食や中食が当たり前の国もたくさんあります!)
人により好きなこと、得意なことは異なるので、
料理が苦手なことに罪悪感を持つ必要はないのでは?と私は思っています。
ただ、外食が続いてしまうと塩分を多くとりすぎてしまったり、
栄養バランスが崩れやすくなりがちなので、選び方に注意しながら、
上手に外のものを摂り入れていけるとよいのではないでしょうか。
今日は栄養をしっかりと摂りながら手間を省くコツをお伝えしていきます。
外食、中食だと栄養バランスが崩れやすいので、何をどのくらい食べるのかを
しっかりと把握しておくことは大切です。
簡単に把握する方法としておすすめなのが手ばかり栄養法です。
自分の手で何をどのくらい食べるとよいかの大枠を把握することは食事で健康を
害さないためにとても大切なことです🍀
品数を多く用意しなくても、精製度の低い穀物と具沢山の味噌汁やスープがあれば100点満点中
60点の栄養バランスが整う献立になります。まずはごはんと汁物で土台を整えましょう!
主菜のおかずはスーパーで購入したり、納豆や刺身、焼き魚などの調理の必要のないものを
利用すれば、調理時間が少なくても大枠のバランスの良い献立ができます。
食材とレシピが一緒になった料理キットは作業工程を見ながらセットされている食材を和えたり
炒め合わせるだけでできるので、買い物をする時間がない忙しい時などに用意しておくと便利です。
思うように味が決まらなかったり、レシピを確認しながら調味料を加えていくことに
面倒くささを感じられている方は合わせ調味料を積極的に使っていきましょう。
味が濃いめに作られているものが多いので、表示されているよりも多めの野菜を加えるのが
おすすめです。
質の良い野菜を使うと素材そのものの味わいだけでも美味しく食べることができて
調理の負担を大幅に減らせることができます。頑張って調理しようとせず、
洗うだけ、茹でるだけ、焼くだけ、塩もみするだけなどできる限りシンプルな
レシピレパートリーを増やしていきましょう。
手の込んだ料理は外食・中食で楽しむと割り切り、作業工程が少なく、数少ない調味料でも
美味しく食べられるシンプル料理のみをすると決めるのも精神的な負担が減ります。
果物は値段が高い、果糖が多いと敬遠する方も多いのですが、1日に片手一つ分くらい
摂ることで、不足しがちな食物繊維やカリウムなどがとりやすくなります。
洗うだけ、むくだけで食べられて不足しがちな栄養も補えるので、
簡単に栄養をとるのに果物は大切な食材です。