皆さんは「葛粉」をご自宅に常備していますか?
葛粉は、風邪薬で知られている葛根湯の主成分としても有名ですが
発汗、消炎、解熱などの薬効があります。
また、動物実験では胃腸の動きを改善する効果も認められているので、
風邪をひきそうなとき、暴飲暴食が続いて胃腸を休めてあげたいときの
養生食として常備しておくと良いと思います。
我が家では風邪をひきそうかな、という時によくりんご葛を作っています。
りんごとレモンの甘酸っぱさが、だるさを感じる体を少し元気にしてくれるし、
とろみのあるものは、胃の中での停滞時間が長いので、食べたあとも
ぽかぽかと内臓を温めてくれます。
【りんご葛の作り方】
〈材料 作りやすい量〉
りんご 1個
りんごジュース(ストレート) 500㏄
葛粉 大さじ2.5
塩 少々
レモン汁 大さじ1~
〈作り方〉
①りんごを8等分のくし切りにしてから1㎝厚さに切る。
②鍋に葛粉、塩、りんごジュースをいれてよく溶いてから、りんごもいれて中火にかけてよく混ぜながら煮ていく。
③沸騰してから1分ほど煮たら、レモン汁を加えて火を止める。
温かいうちに食べるのが一番ですが、冷たくしてももったりとしたゼリーのようになって美味しく食べられます。風邪のときだけでなく、おやつもしてもおすすめです。
昔から伝わる養生食、大切にしていきたいです。
【参考文献】