野菜は生と加熱とどちらの方が方が体に良いですか?
という質問をよく受けます。
加熱野菜は、熱により細胞壁が柔らかくなることにより野菜に含まれる水分や
水に溶けるビタミン(水溶性ビタミン)が流失してしまうことは事実ですが、
野菜の細胞壁であるセルロースは固く、生野菜の場合よく噛んで細胞壁を
すりつぶして食べないと体内での吸収がきちんと行われず
未吸収のまま排泄されてしまうので食べ方に注意が必要です。
一方、加熱野菜は加熱することで細胞壁が柔らかくなるので、野菜に含まれる
栄養がちゃんと吸収されやすく、消化能力が弱い子供や高齢者は
加熱野菜がお勧めです。(生野菜の場合すりおろしたり、ミキサーにかけると
吸収されやすくなります)そして、加熱することで柔らかくなり生野菜よりも多
くの量の野菜を 食べられることも加熱野菜の魅力の1つです。
生野菜の生でも加熱すると失う消化酵素を持っている野菜(大根・かぶなど)
は生で食べることにより消化を助けてくれるメリットもあるので、
どちらも偏ることなく加熱野菜、生野菜の両方を食べましょう♪
加熱野菜の中で一押しなのが蒸し野菜です。
茹でると水溶性のビタミンやカリウムなどがゆで汁の中に流出してしまう
のですが、蒸し野菜だとその心配がありません。
また、100度の蒸気で蒸された野菜は甘みがありとっても美味しいです。
器として加熱したものを 食卓に出せるのも手間が省けて嬉しいところ。
我が家の蒸し器は18㎝サイズ。なので、18㎝サイズの鍋に水を5㎝ほど入れて
蒸し器を上に載せて蒸気が上がってきたら10分ほど蒸します。
18㎝せいろ〈パール金属 和の里 せいろ〉
そのままぽん酢しょうゆなどをつけて食べても美味しく、
お肉やお魚料理の添え野菜にするとボリュームある一皿になります。