妊娠のごく初期の胎児の成長に大切な葉酸。
春であれば、菜の花やアスパラガス、ブロッコリーに多く含まれていますが、
夏野菜だと枝豆やモロヘイヤ、ゴーヤ、レタス類に多く含まれています。
今回は、夏野菜の中でも塩ゆでするだけで美味しく食べられる
枝豆をクローズアップしたいと思います。
枝豆は大豆になる前の成長途中の豆です。
畑の肉とよばれている大豆ほどのたんぱく質は含まれていませんが、
豆と緑黄色野菜の中間点の栄養素をもっており、大豆には含まれていない
ビタミンCやβカロテンも含まれています。
また、葉酸はゆでた枝豆100g(さやごとだと200g)に260㎎も含まれており、
1日に食事から摂りたい量である240㎍を超える量が摂れます。
食欲の落ちやすかったり、簡単なもので済ませがちな暑い時期
枝豆を味方につけると夏の栄養不足を補うことができそうです。
枝豆をゆでるときに、皆さんはどのような茹で方をしていますか?
枝豆を美味しくゆでるには塩加減がとても大切で、
4%の塩で茹でると程よい塩加減になります。
1ℓに対して40g(大さじ3杯弱)を用意し、枝豆を袋から出したら、
水洗いをして水気を切り塩を全体にまぶし、塩をつけたままの状態で
熱湯で5分ほど茹でたら出来上がりです。
*お好みで茹で上がりに塩をふってください。
冷凍の枝豆も美味しいですが、旬の時期の茹でたての枝豆は
食感も香りもとてもよく格別です♪
【参考文献】
文部科学省「日本食品成分表2020年版(八訂)」