ブログ

HOME > ブログ > ダイエット > 食べて痩せる!食事誘発性熱産生

食べて痩せる!食事誘発性熱産生

様々なダイエット法が世の中にあふれています。

人それぞれに個性があり、ライフスタイルがあるので成功するダイエット法も様々です。

何が良いのか、悪いのかを一概に判断するのは難しいですが、

管理栄養士の視点からみると、摂取エネルギーを減らすと同時に

◎免疫力を正常に機能させるために必要な栄養

◎丈夫な骨づくりに必要な栄養

◎健康的な肌や粘膜づくりに必要な栄養

◎卵子や精子の成熟のために必要な栄養 などなど

身体を丈夫に、健康に維持するための栄養も摂れなくなってしまっている

ダイエット法が多いように思います。

痩せてから風邪をひきやすくなった、肌がかさつくようになった

などダイエット後に体調の変化を感じる方もいらっしゃいますが、

減量することだけに集中してしまうと、食事の摂取量とともに

減ってしまった栄養素の不足からくる身体の不調が出てきやすくなります。

食事誘発性熱産生を活かして、しっかり食べてダイエット

食事を食べた後、身体がぽかぽかと温かくなるのを感じたことはありませんか?

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解されて、その一部が体の熱となり、食事した後は

代謝が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生といい、この代謝をちゃんと活かすと

しっかりと食べても痩せる身体づくりができます。

食事誘発性熱産生はどのくらいエネルギー消費するの?

たんぱく質のみを摂取した時は摂取エネルギーの約30%

脂質のみを施主した時は摂取エネルギーの約6%

脂質のみの場合は約4%

通常の食事で3大栄養素を混合して摂った場合は摂取エネルギーの約10%

と摂取したエネルギーは食事誘発性熱産生として、安静にしていても消費されます。

ここで注目してもらいたいのがたんぱく質の食事誘発性熱産生が高いこと!

おにぎりだけ、野菜のサンドイッチだけ、具の少ない麺類だけ

などたんぱく質があまり含まれていない食事だと食事誘発性熱産生も低くなってしまうので

毎食にたんぱく質の多い、肉・魚・卵・大豆製品をこぶし1つ分くらいを目安に

食事に加えることが食べて痩せるダイエットに繋がります。

◎いつもの野菜スープに鶏肉や豆腐、大豆を入れる。

おつまみに冷凍枝豆を食べる。

汁系の麺類には卵を入れる。

おにぎりには鮭を多めに入れる。

などなど、毎回の食事にたんぱく質の多い食材を必ず加えるようにすることで

食事誘発性熱産生を高めるたんぱく質がしっかりと摂れるようになりますよね。

減量を試みると、摂取エネルギーを減らすことに力を注ぎがちですが、

食べて代謝をあげることも減量に繋がります。

痩せて身軽、体調も以前より良い!肌の調子もよい!

一石二鳥にも、三鳥にもなるダイエットを目指していきましょう🍀

【参考文献】

厚生労働省 e-ヘルスネット 食事誘発性熱産生/DIT

  • Category

  • Archive

  • Tag

  • Contact

    お問い合わせフォーム
    お仕事のご依頼、お問い合わせはメールフォームよりお気軽にご連絡ください。