妊娠しやすい身体づくりのために、栄養価の高いものを食べるということも
とても良い食習慣の1つですが、まず気にしていただきたいのが
現在の体重です。体重が多すぎても少なくても、
ホルモンバランスを崩す原因となるからです。
みなさんは、今の体重が適正な体重かどうか把握していますか?
体重は妊娠のしやすさを表す1つの指標となるので
ご自身の体重が今適正かどうかを把握してみましょう!
現在の体重が適正なのかを示す指数として
肥満度をあらわす体格指数(BMI値)があり、
体重(kg)を身長(m)の二乗で割ることで算出できます。
BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
例:体重50キロ 身長157㎝の場合
50÷1.57÷1.57=20.3
日本肥満学会の基準は以下の通りです。
低体重(痩せ型) 18.5未満
普通体重 18.5以上、25未満
肥満(1度) 25以上、30未満
肥満(2度) 30以上、35未満
肥満(3度) 35以上、40未満
肥満(4度) 40以上
BMI値は、体重だけの指標なので、筋肉・骨・脂肪・水分のバランスまでを
見ることは出来ず、一概にBMIの数値だけで人の健康状態を図るのは
無理があるのですが、一つの目安として信頼できる指標です。
肥満は妊娠しづらくなるだけでなく、妊娠後の糖尿病や高血圧症などの
妊娠合併症や帝王切開になる確率が高くなると言われています。
体重を落とすことで、妊娠率や出産率も高まるだけでなく、将来の生活習慣病予防にも
繋がってくることなので、年齢的に妊娠を急いでいる方も治療と並行して
体重を少しずつ減らしていけるようにしていきましょう。
栄養カウンセリングでは、その方のライフスタイルをじっくりうかがいながら
無理なくできる方法を一緒に探していきます。ご興味のある方は
ぜひご連絡ください。