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妊娠の可能性があったら、レバーの摂りすぎには気をつけて! 

「貧血にはレバー」が合言葉のように、レバーに鉄分が多いことは有名ですよね。

鉄の補給には適した食材なのですが、妊活中、妊娠中に過剰に摂りすぎると

胎児に悪影響があるとされる栄養素も大量に含まれているので

食べる量に注意が必要な食材でもあります。

私たちがよく食べるレバー料理は?

レバーとは家畜の肝臓のことをいいますが、主に私たちがよく食べるのは

牛・豚・鶏の3種類のレバーですよね。

・やきとり屋の鶏や豚レバーの串焼き

・中華料理店のレバニラに含まれる豚レバー

・焼肉店の牛のレバー焼き などなど

他には鶏レバーと使って甘辛く煮た甘露煮や

野菜と一緒に合わせてペースト状にしたパテなども食べる機会があるかもしれません。

鉄だけでなくビタミンAも豊富

レバーには100gあたり

豚・・・13.0㎎

鶏・・・9.0㎎

牛・・・4.0㎎

の鉄が含まれていて、女性(30~49歳、月経あり)の1日の推奨量は10.5㎎なので、

レバーを摂り入れることで、鉄不足を大いに解消できるよい食材でもあるのですが、

同時にビタミンAも多く含まれており、

豚・・・13000㎍

鶏・・・14000㎍

牛・・・1100㎍

と、特に豚・鶏レバーは含有量が多く、

女性(30~49歳)の1日の許容上限摂取量の2700㎍を豚や鶏レバーの

串焼き1本くらいの量(約30g)の量でも上限量を超えてしまう量が摂れてしまいます。

レバーの継続的な摂取は控えよう

ビタミンAの過剰は頭痛や吐き気、めまいなどの症状が現れる可能性があり、

また、妊娠初期に継続的にビタミンAを摂りすぎてしまうことで

胎児の奇形や流産の可能性も示唆されています。

たまに食べる程度であれば、過剰症の心配はいりませんが、継続的に食べてしまうと

過剰症のリスクが出てきてしまうことは頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。

野菜からも鉄分補給

鉄の補給には、たまにレバーを食べることもよいですが、

赤身の肉や魚、大豆、緑の野菜(小松菜やサラダ菜)などから継続的に摂っていきましょう!

鉄の継続的なお勧めの摂り方こちらのブログ(レバーではなく、野菜を食べて貧血予防!?)

もご覧になってみてください♪

【参考文献】

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

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